【静岡・三島】ノブさんとマミさんが行く!三嶋大社で歴史と癒しのパワースポット巡り

日下部信親

こんにちは。静岡ブースト管理人の日下部です。

今回は、静岡県三島市にある「三嶋大社(みしまたいしゃ)」を訪ねてきました。
源頼朝ゆかりの神社としても知られ、歴史と自然、そして人々の祈りが静かに息づく場所。
この記事では、境内の見どころ、歴史的背景、季節ごとの表情、地元の人々との触れ合いなど、たっぷり10,000文字でお届けします。
ノブさんとマミさんの掛け合いを交えながら、ゆったりと巡ってみましょう。


目次

第一章|三嶋大社とは? ~神話と歴史が重なる場所~

三嶋大社は、静岡県三島市大宮町に鎮座する伊豆国一之宮。
正式名称は「三嶋大社(みしまたいしゃ)」といい、地元では「みしまたいしゃさん」と親しみを込めて呼ばれています。

ご祭神は、「大山祇命(おおやまづみのみこと)」と「積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)」の二柱。
山の神・海の神として信仰されており、農業・漁業・商業などあらゆる産業の守護神として多くの人々の信仰を集めてきました。

また、鎌倉幕府を開いた源頼朝が、伊豆に流されていた際、平家討伐を祈願した神社としても有名です。
頼朝はこの神社での祈願ののち、挙兵を果たし鎌倉幕府を開いたことから、「勝負運」や「立身出世の神様」としても崇められています。

ノブさん

へぇ〜、ただの歴史ある神社じゃなくて、“人生の再スタート”を願った場所なんだね

マミさん

そうそう。頼朝さんもここから人生を変えたって思うと、ちょっと勇気もらえるかもね


第二章|荘厳な拝殿と本殿に込められた美

境内に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが「総門(そうもん)」と「神門(しんもん)」。
そして正面に構えるのが、堂々とした「拝殿(はいでん)」と「本殿(ほんでん)」です。

現在の本殿と拝殿は、1866年(慶応2年)に再建されたもの。
どちらも欅(けやき)造りで、細部にわたる彫刻が見事で、訪れる人の目を引きます。
特に神門の左右に配置された随神像の力強い姿には、思わず足を止めて見入ってしまうことでしょう。

朱塗りの柱や重厚な屋根瓦が織りなす建築美は、明治以前の神仏習合の面影を色濃く残し、厳かでありながらどこかあたたかさを感じさせてくれます。

ノブさん

すごい迫力だねぇ。木造建築なのにこんなに華やかで繊細だなんて…

マミさん

うん、でもなんだか落ち着く空間でもあるのよね。不思議と、守られてる感じがする


第三章|御神木と金木犀の香りに包まれて

境内には、樹齢1200年を超えるといわれるご神木の金木犀(キンモクセイ)がそびえ立っています。
秋になると、甘く優しい香りが境内全体に広がり、訪れる人々の心を癒してくれます。

この金木犀の巨木は、静岡県の天然記念物にも指定されており、三嶋大社を代表するシンボルのひとつです。
開花時期は例年9月中旬〜10月初旬。
そのタイミングを狙って訪れる人も多く、写真愛好家や香り好きにはたまらない名所でもあります。

ノブさん

わっ…この香り、なんだか懐かしい感じがする

マミさん

秋になると、この匂いで“季節の変わり目”を感じるのよね。自然ってすごいね!


第四章|三嶋大社宝物館で出会う、歴史の記憶

三嶋大社の境内には「宝物館(ほうもつかん)」があり、神社に伝わる数々の宝物が展示されています。

中でも、鎌倉時代の北条政子が奉納したと伝わる国宝「梅蒔絵手箱」は圧巻。
黒漆に金で梅の蒔絵が施された美しい工芸品で、当時の女性の祈りと美意識が詰まっています。

その他にも、源氏にまつわる刀剣や鎧、古文書など、歴史を動かしてきた人々の想いが詰まった品々が静かにたたずんでいます。

マミさん

政子さんって、頼朝の奥さんでしょ?その人がこんな美しいものを奉納してたなんて…

ノブさん

うん。強くて、賢くて、祈る力も持ってた女性だったんだろうね。ちょっと憧れるなぁ


第五章|三嶋大祭り――夏の三島が最も熱くなる3日間

三嶋大社といえば、毎年8月15日〜17日に開催される「三嶋大祭り」が地元最大の行事として知られています。
三島の街全体が祭り一色に染まる3日間は、地元の人にとって特別な時間。全国からの観光客も訪れ、毎年大きな賑わいを見せます。

祭りの主役は「山車(だし)」と「流鏑馬(やぶさめ)」。
山車は三島市内の各町内から練り出され、笛や太鼓の音が街中に響き渡ります。日中の山車は華やかで、夜になると提灯が灯り、幻想的な光景に早変わり。
流鏑馬は三嶋大社の神事としても有名で、神馬に乗った射手が走りながら的を射抜く姿に、観客からは大きな歓声が上がります。

さらに、「手筒花火」や「三島囃子」など伝統芸能も披露され、歴史と今が交差する瞬間を目撃できるのも、このお祭りならではです。

ノブさん

うわー、流鏑馬って迫力あるなぁ! 馬に乗って弓を引くなんて、カッコよすぎる!

マミさん

でもあれ、練習大変そうよ? ノブさんはまず、馬に乗るところからだね(笑)


第六章|季節ごとの楽しみ方 ~春夏秋冬で異なる表情~

三嶋大社の魅力は、祭りだけではありません。
春・夏・秋・冬、それぞれの季節に応じた美しさと空気感があり、何度訪れても飽きることがありません。

春には桜が咲き誇り、拝殿へと続く参道が淡いピンク色に染まります。
境内の桜はソメイヨシノを中心に、しだれ桜や八重桜もあり、カメラ片手に歩く人々の姿がよく見られます。

夏は新緑とともに、爽やかな風が心地よく吹き抜ける季節。祭りの賑やかさの裏に、ひんやりとした木陰が広がり、涼を求めて訪れる人も多いです。

秋になると金木犀が甘い香りを漂わせ、紅葉も彩りを加えます。落ち葉が境内を柔らかく包み込む風景は、まさに“癒し”のひとこと。

そして冬には澄んだ空気とともに、より神聖な雰囲気が境内に広がります。初詣には多くの参拝客が訪れ、新年の願いを込めた祈りが重ねられます。

ノブさん

四季それぞれに来てみたくなるね。桜、金木犀、紅葉、雪景色…どれも見てみたい!

マミさん

じゃあ1年に4回、デートで来るってことで決まりね♪


第七章|境内で感じる“祈り”の時間

三嶋大社は、華やかな神社というよりも、“静かな祈り”が根付く場所。
境内を歩いていると、自然と心が落ち着いていくのがわかります。
大きな杉の木々に囲まれ、清らかな風が吹き抜け、手を合わせる人々の姿がとても印象的です。

特に朝の時間帯はおすすめです。観光客が少なく、空気も澄んでいて、神職の方が境内を清めている姿を目にすることもあります。
朝日が差し込む拝殿はまるで絵画のようで、思わず息をのむ美しさです。

また、境内には「祈祷殿」や「神馬舎」など、さまざまな小さな社や見どころも点在しています。
ゆっくりと歩きながら、ひとつひとつの神聖な場所に心を寄せる。そんな時間の過ごし方も、三嶋大社の魅力です。

ノブさん

なんかさ、ここにいるだけで心が整うって感じがするよね

マミさん

うん、“祈る”っていうより、“自然と手を合わせたくなる”って感覚…すごく好き


第八章|アクセス・周辺観光スポットも充実

三嶋大社は、アクセスも非常に便利です。
JR三島駅から徒歩で約15分、または伊豆箱根鉄道の三島広小路駅からは徒歩7分ほど。
新幹線の停車駅でもあるため、東京や名古屋からの日帰り旅にもぴったりです。

また、周辺には「楽寿園」や「源兵衛川」、三嶋暦師の館など、自然と歴史を感じられるスポットがたくさんあります。
さらに、伊豆半島への玄関口として観光拠点にも適しており、修善寺や伊豆長岡温泉などと組み合わせたプランもおすすめです。

名物グルメも見逃せません。三島コロッケ、うなぎ、地元の和菓子など、歩いたあとのお楽しみもたっぷりあります。

ノブさん

駅から近いってありがたいよね。しかも三島コロッケ、絶品だった…

マミさん

あれはまた食べたいわね〜♪ 今度はうなぎも食べてみようか!


【まとめ】時代を超えて、人の心を癒す場所

三嶋大社は、ただ歴史ある神社というだけでなく、
今も昔も変わらず、人々の「祈り」や「願い」にそっと寄り添ってくれる場所です。

境内に足を踏み入れると、そこには静けさと力強さが同居する、不思議な空気が漂っています。
歴史を感じ、自然に癒され、未来へ思いを馳せる。
そんな心の旅が、ここにはあります。

季節を変えて何度でも訪れたい、そんな素敵な神社でした。

ノブさん

また来ようね。今度は家族も連れて、一緒にお参りしたいな

マミさん

うん。きっと誰が来ても、あったかい気持ちになれる場所だと思うよ


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