
こんにちは、静岡ブーストの管理人・日下部です。
今回ご紹介するのは、静岡市清水区にある世界遺産「三保の松原」。
富士山を背景に広がる松原と白い浜辺、そして伝説が息づく羽衣の松——まさに“日本の美”を凝縮したような場所です。
旅のお供は、いつものノブさん&マミさんコンビ。
彼らと一緒に歩く三保の松原、どんな風景と出会えるのでしょうか?
ぜひ最後まで楽しんでご覧くださいね。
はじめに:海と松と富士山の奇跡
静岡市清水区にある「三保の松原(みほのまつばら)」は、数ある日本の名勝の中でもひときわ美しい風景を誇る場所です。駿河湾に面して広がる約7kmの松林。その向こうに見えるのは、荘厳な富士山の姿。ここは、2013年に世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産にも登録され、日本全国だけでなく世界中の人々から注目を集めています。







ノブさん、ここがあの有名な三保の松原ね!空気が澄んでて、富士山がくっきり見える~!



ほんとだねぇ。なんだか、日本の風景って感じがして…胸がすーっとするよねぇ
第一章:三保の松原とは?その歴史と魅力
1-1. 三保の松原の地形と自然
三保の松原は、静岡市の駿河湾沿いに位置する砂嘴(さし)と呼ばれる地形です。これは、海流によって砂が運ばれ、陸地のように突き出た地形のこと。ここにはおよそ3万本の黒松が生い茂り、訪れる人々を静かに包み込むような風景をつくり出しています。
この松林の間を歩く「神の道」と呼ばれる道を進むと、やがて浜辺へとたどり着き、そこからは真正面に富士山がそびえ立ちます。まさに日本を象徴する風景が、ひとつの視界に収まるのです。





黒松がすごい…まるで天然のトンネルみたい。静かで気持ちいいね



うん、こういう道を歩くと、なんだか心まで洗われるような気がするなぁ
1-2. なぜ世界遺産に登録されたの?
三保の松原が世界遺産に登録されたのは、単なる美しい風景だけが理由ではありません。この地は、古来より「富士山信仰」と密接に関わってきた場所であり、富士山を拝む「遥拝(ようはい)」の地として重要な役割を果たしてきました。
多くの浮世絵や和歌にも詠まれており、富士山を主題とする芸術において欠かせない構成要素でもあります。葛飾北斎の『冨嶽三十六景』や、安藤広重の『東海道五十三次』にもこの地の風景が描かれています。


第二章:伝説が生きる場所「羽衣の松」
2-1. 天女が舞い降りたという伝説
三保の松原の中心的なスポットと言えば、「羽衣の松(はごろものまつ)」です。この松の木には、かつて天女が羽衣をかけて舞い降りたという伝説が残されています。
物語のあらすじはこうです――
ある日、漁師の白龍が浜辺を歩いていると、美しい羽衣が松の枝にかかっていました。持ち帰ろうとすると、天女が現れ「それは私のものです、返してほしい」と願います。白龍はそれを条件に、天女の舞を所望し、天女は空を舞って去っていった…という神秘的な話です。
この伝説は能や舞踏、詩歌の題材としても広く知られており、三保の松原はまさにその舞台なのです。









わたしも羽衣かけて天女の舞、してみたかったな~♪



あはは、それ絶対似合うと思うよ。マミさん、ふわっと舞ってそうだもん



やだもう~、褒めすぎ!
2-2. 現在の羽衣の松と三代目
ちなみに、現在の「羽衣の松」は三代目。初代は樹齢650年以上とされますが、残念ながら寿命を迎え、現在の松は2010年に植樹されたものです。それでも周囲には、伝説の雰囲気を色濃く残す空気が漂っており、撮影スポットとしても大人気です。


第三章:文化と情報の拠点「みほしるべ」
三保松原文化創造センター「みほしるべ」は、2020年にオープンした施設で、三保の松原の自然や歴史、文化について詳しく学ぶことができます。
館内には以下のような展示があります:
- 羽衣伝説の紹介映像
- 世界遺産としての価値を解説するパネル
- 三保の松原にまつわる芸術作品や古地図
- カフェスペースとお土産コーナー









わー、このラテ可愛い!



ね、見た目も楽しいし、味もいいね。こういうの、旅の楽しみって感じするなあ
第四章:絶景と静寂を味わう散策ルート
三保の松原を満喫するには、以下のようなルートでのんびり歩くのがオススメです。
🚶おすすめモデルコース(所要時間:1.5〜2時間)
- 【スタート】「みほしるべ」で予習
- 「神の道」をゆっくり散策
- 「羽衣の松」で記念撮影
- 「浜辺」へ出て富士山と海を一望
- 「ベンチ」で休憩&風景を味わう
- 「カフェ」で富士山スイーツを満喫
- 【ゴール】お土産を購入&感想記録











これだけあって、ぜんぶ徒歩圏内ってすごいわね!



うん、のんびり歩けるし、年配の方にもおすすめだと思うな
第五章:アクセス情報と観光のヒント
🚗 アクセス
- JR静岡駅からしずてつバス(東海大学三保水族館行き)で約50分
- JR清水駅からバスで約25分
- 車なら東名高速「清水IC」から約25分(駐車場あり)
🕒 みほしるべ 情報
- 開館時間:9:00~16:30
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 入場無料
第六章:周辺の立ち寄りスポット
せっかく三保まで来たなら、近くの観光地にも足を延ばすのがオススメです。
- 清水港・エスパルスドリームプラザ(グルメ&ショッピング)
- 東海大学海洋科学博物館(ファミリーに人気)
- 日本平ロープウェイ~久能山東照宮(絶景と歴史のセット)





海鮮丼、しらす丼…港町ってグルメも楽しいわ~!



うんうん、どれも美味しそうで迷っちゃうよ
おわりに:この風景は、心に残る。
三保の松原は、ただ風景がきれいなだけの場所ではありません。
日本人の心に根付いた“富士山を仰ぐ信仰”、語り継がれる“羽衣伝説”、数百年にわたり人々が守り続けた“黒松の林”――その全てが、この場所を「ただの観光地」ではなく、「心に残る風景」として輝かせているのです。





















なんだか、心がすーっとした。ここ、また来たいなあ



うん、また来ようよ。季節が違えば、きっとまた違う景色が見えると思うしね



三保の松原観光のオススメは、富士山に雪が積もる冬。
空気も澄んでいるのできれいな富士山を見ることができますよ!
ただ、雪のない真っ黒な富士山も味があります。
是非一度遊びに行ってみてくださいね!!