~松並木に導かれ、海と富士と神話が交わる聖地へ~

こんにちは。静岡ブースト管理人、日下部信親です。
今回は、静岡市清水区にある「御穂神社(みほじんじゃ)」をご紹介します。
三保の松原の入口に佇むこの神社は、羽衣伝説ゆかりの地として知られ、まっすぐに伸びる「神の道」や、歴史と自然が溶け合う静かな境内がとても印象的な場所です。
今回も、旅のお供に「ノブさん」と「マミさん」の二人が登場し、現地の魅力をやわらかく、分かりやすくお届けします。
それでは、一緒に御穂神社の神秘と歴史に触れる旅へ出かけましょう!
1. 静岡・清水区「御穂神社」とは?海と松に包まれた信仰の地
静岡県静岡市清水区の三保半島に鎮座する【御穂神社(みほじんじゃ)】は、古くから海の守り神として信仰を集める神社です。特に「羽衣伝説」の舞台としても知られ、三保の松原とともに世界文化遺産の構成要素にもなっています。
その創建ははるか古代、平安以前とも言われ、御祭神には大己貴命(おおなむちのみこと)と、三穂津姫命(みほつひめのみこと)が祀られています。いずれも農業や縁結び、海上安全にご利益がある神様として親しまれています。









境内に続く約500mの松並木「神の道」や、羽衣の松の伝承は、訪れる人に神秘的な時間をもたらしてくれます。



“神の道”って名前だけでワクワクするわね~!



ノブ「ここは“天女が舞い降りた”って伝説の舞台だからな。神話と現実が重なる場所って、やっぱ特別な空気があるよ。
2. いざ参拝!神の道を歩く体験
御穂神社の最大の特徴といえば、参道として続く約500メートルの松並木「神の道」です。
この道は、御穂神社の境内と、三保の松原・羽衣の松のある浜辺を結んでいます。樹齢200~300年のクロマツが並び、自然のトンネルのような空間。歩いているだけで、心が落ち着き、気持ちが整っていくようです。
この松並木は神様が通ったとされる「神の通り道」であり、訪れる人は神の領域へと導かれるような感覚を味わえます。









お、空が広いな。風も気持ちいい。松の香りがなんだか落ち着く



うんうん、ここ歩いてるだけで気持ちが整う感じ。写真も撮りたくなる景色だわ!
3. 鳥居と社殿の神聖さ




松並木を進むと、白い鳥居が現れます。鳥居をくぐると、整えられた境内が広がり、正面には重厚感のある拝殿が鎮座しています。
現在の社殿は、江戸時代後期に改修されたものと伝えられ、落ち着いた佇まいが参拝者を迎えてくれます。
手水舎で心身を清めたら、正面で手を合わせて願いを込めましょう。縁結び、商売繁盛、交通安全、海の守りなど、さまざまな願いが届くとされています。



この拝殿、すごく落ち着いた雰囲気…森の中だと不思議と馴染むのね



神社って場所ごとに空気が違うんだよなあ。ここは優しい空気だね。
4. 絵馬に願いを込めて。お守りもチェック!








拝殿の脇には絵馬掛けがあり、たくさんの願いが吊るされています。「試験合格」「恋愛成就」「家族の健康」など、多彩な願いが見られます。
また、授与所では御守やお札、季節限定の羽衣デザインのお守りも人気。三保の松原にちなんだ品は、旅の記念にも最適です。



“羽衣守り”って可愛いわね~。持ってるだけで運気上がりそう



僕は“開運交通安全守”にしようかな。ドライブ旅のお供にピッタリ!
5. 御神木と羽衣伝説の痕跡


境内には「御神木」として崇められる立派な松の木が数本あります。特に「羽衣の松」にまつわる伝承は有名で、「天女が舞い降り、羽衣を松の枝に掛けた」とされています。
現在は三代目の「羽衣の松」が三保の松原にありますが、御穂神社にもその伝説を伝える碑や説明板が整備されています。



天女が羽衣をかけたって話、子どもの頃聞いた記憶あるなぁ



日本版シンデレラ的なお話よね。ロマンがあるわ~
6. 季節ごとの表情と年中行事
御穂神社では、年間を通してさまざまな神事が執り行われています。
- 筒粥神事(1月):農作物の豊凶を占う伝統儀式
- 例大祭(10月):神輿が三保の町を練り歩き賑やか
- 初詣:元旦から多くの参拝者が訪れる人気の初詣スポット
また、春には新緑、夏には海風と蝉時雨、秋には落ち葉の彩り、冬には静謐な空気感と、四季折々に風情を変えます。







この神社、季節ごとに通いたくなる感じね



秋の夕暮れ時にまた来てみたいな…松並木が金色に染まりそう
7. 三保の松原・羽衣の松も一緒にめぐろう
御穂神社に来たら、歩いて15分ほどで行ける「三保の松原」もセットで訪れましょう。
美しい黒松林の向こうに広がる白い砂浜と、遠くにそびえる富士山のシルエット。ここは「日本新三景」「世界文化遺産 富士山」の構成資産にもなっており、その風景はまさに絶景。
海岸に立つ三代目「羽衣の松」も、訪れる人の記憶に残る力強さを持っています。





この景色、まさに“神話級”だな。松と海と富士山の三重奏



写真で見るよりずっと迫力あるわ~。これ見たら誰でも“来てよかった”って思うと思う
8. アクセス情報
- 🚃【電車+バス】:JR「清水駅」または静鉄「新清水駅」下車 → 静鉄バス「三保山の手線」で約25分、「御穂神社入口」下車すぐ
- 🚗【車】:東名清水ICより約25分。無料駐車場あり(約30台)
※三保の松原や羽衣の松へは徒歩15分程度。レンタサイクルの利用も便利です。
9. 周辺観光スポットもチェック!
■ 三保文化ランド(徒歩10分)
羽衣伝説をテーマにした資料展示や、羽衣舞の紹介などが楽しめます。
■ 東海大学海洋科学博物館(車で5分)
本格的な水族館&海洋展示。子ども連れにもおすすめ。
■ 清水港・エスパルスドリームプラザ(車で20分)
ショッピングや食事が楽しめる港の複合施設。
10. まとめ:御穂神社は「心を整える場所」
御穂神社は、ただの観光地ではありません。神話に彩られた神聖な空間であり、松の香りと海の気配に包まれて、心を整え、気持ちをリセットできる場所です。
静岡市の旅で「癒し」と「歴史」を感じたいなら、ぜひ御穂神社とその周辺を訪れてみてください。







旅の始まりにも、終わりにもぴったりの場所ね



よし、次回は季節変えてもう一度来よう。羽衣舞も見てみたいしな